コエノオトスタジオ ホームページ公開のお知らせ

このたび、コエノオトスタジオのホームページを公開いたしました。

「コエノオト」という名前には、二つの意味を込めています。

ひとつは、”声の音”。
もうひとつは、”声のnote(記録)”です。

コエノオトスタジオでは、「声」は、音声として外に向かって発信する声だけを指していません。

言葉になる前の想い。
胸の奥で、まだ形を持たない違和感。
静けさの中で、確かに響いている内なる声。

音声にならない「内側の声」もまた、等しく“コエ”だと、コエノオトスタジオでは考えています。

詩人の谷川俊太郎さんは、こう語っています。

声は触覚的だ。声になった言葉は脳と同時に体全体に働きかける。

(中略)

聴覚は、すごく触覚的な感覚だと思うんです。音波は鼓膜に触れるわけだから。それを通して体に入ってくる。

(中略)

「みみをすます」ということ。自分の心とからだの内部の、他の声や音を聞くことのできる、静けさというのか、そういうものも大切ですね。 

『声の力 歌・語り・子ども』より

私たちは日々、話す・聴く・伝えるという行為を通して、知らず知らずのうちに影響を与え合っています。

コミュニケーションとは、単なる情報のやりとりではなく、エネルギーの交換です。

一人ひとりが、静けさの中にある響きにみみをすまし、放つエネルギー=コエの振動が、今よりほんの少しやさしくなるだけで場の空気は変わります。

人と人との関係が、組織の温度が、社会の手触りが、もっと柔らかく、心地よいものになるはずです。

コエノオトスタジオは、声を鍛える場所ではありません。

外に向けて放つ声と、内側で響いている声、その両方にみみをすまし、
その人、その組織、その場にふさわしい「温度」で情報を届ける在り方を探究するスタジオです。

この場所を通して、想いや情報を「正しく」だけでなく、「やさしく」「無理のない温度」で届けたいと願う
企業・団体・個人のみなさまと、静かにつながっていけたらと考えています。

このホームページは、
その考えと実践、そして出会いの入り口を、そっと開いておくための拠点として立ち上げました。

必要なときに、あなたにとって心地の良い距離感で、立ち寄っていただけたら嬉しいです。

コエノオトスタジオ
井上真帆

この記事を書いた人

NHK Eテレ「こども手話ウイークリー」「お昼の手話ニュース」ナレーションを担当。ホリプロ所属。報道現場や番組制作で培った経験を活かし、現在は警察大学校の講師や毎日新聞「記者トレ」の運営・コンテンツ開発など、教育分野でも活動中。

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